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大腸の病気について

腸には小腸と大腸がありますが、病気になりやすいのは圧倒的に大腸のほうです。とくに食事文化が西洋化したことで、日本でも脂肪分を摂取する量が増え、大腸の疾患が増加したと考えられています。
大腸の疾患には、感染性腸炎・ポリープ・大腸がんなどさまざまなものがあります。
大腸の病気には、痛みの症状がでるものもあれば、自覚症状なく進行して健康診断や人間ドックで発見されるものもあります。
お腹に違和感がある場合はもちろん、そうでなくても定期的に大腸カメラ検査を受け、予防や早期発見に努めることが大切です。
大腸の病気一覧
感染性腸炎
感染性胃腸炎は、細菌やウイルスなどによる感染症です。ノロウイルス・ロタウイルス・細菌・寄生虫などさまざまな病原体があります。感染によって、腹痛や下痢が起きます。
病原体によって異なりますが、潜伏期間は1~3日程度です。症状が続く期間は24~48時間程度のものや5~6日程度のものがあります。
過敏性腸症候群
過敏性腸症候群は、消化器にとくに病変が見つからないにもかかわらず、腹痛・便秘・下痢などを慢性的にくり返す状態です。原因は、自律神経の失調・ストレス・不安・抑うつ・恐怖などだと考えられています。
症状に合わせて薬物療法をおこない、生活習慣の改善をすることも大切です。
大腸ポリープ
大腸ポリープの多くは自覚症状がありません。多くの場合、健康診断の便潜血反応や大腸カメラ検査によって発見されます。原因は遺伝的なものが多く、食生活も関係していると考えられています。が大腸がんに移行するリスクもあるため、定期的な大腸カメラ検査で早期発見をし、切除することが大切です。
大腸がん
大腸がんのほとんどが、自覚症状なく進行します。症状が出てから診断された場合は、かなり進行していることも少なくありません。大腸カメラなどでは治療ができないことが多いため、病院での手術や抗がん剤が必要です。
下痢・便秘・血便などがみられるときは、早めに医療機関を受診し、大腸カメラ検査をおこないましょう。
クローン病

全身のあらゆる消化管に、浮腫や潰瘍ができる病気です。腹痛・下痢・発熱・血便などが見られます。また、痔ろうなどが現れることもあります。遺伝的な原因が大きいとされていいますが、明確な原因は不明です。
薬物療法に加え、栄養療法もおこないながら、適切な治療で症状を抑制することが大切です。