胃カメラ検査は、胃や食道の状態を詳細に調べるために行われます。
検査自体は比較的短時間で終わりますが、その後の過ごし方には注意が必要です。
適切にケアを行うことで、検査後の不快感を軽減し、合併症のリスクを最小限に抑えることができるでしょう。
今回は、前回に引き続き胃カメラ検査後の過ごし方と注意点について、詳しく解説していきます。
検査後の不調は早めにご相談ください
胃カメラ検査後に何らかの異常を感じた場合は、すぐに医療機関に連絡を取ることが重要です。
特に腹痛や出血が見られた場合は、我慢せず早めに処置を受けるようにしましょう。
当院は検査後も定期的に健康管理を行い、必要に応じて対応を行っていますので、気になる症状はすぐにご相談ください。
検査後の基本的な過ごし方
胃カメラ検査後は、軽い違和感を感じることが一般的ですが、ほとんどの場合、それは自然に回復します。
しかし、辛い症状が長引いたり複数の異常を感じたりした場合は、すぐにクリニックに連絡することが大切です。
そのためにも、検査後の過ごし方や異常のサインについて、しっかりと理解しておくことが重要です。
検査後に感じる可能性のある違和感
胃カメラ検査後には、のどや胃に違和感を覚えることが多いですが、これは一般的な症状であり、心配する必要はありません。
以下では、検査後に見られる心配のない症状と、注意すべき症状を紹介します。
心配のない症状
軽いお腹の張り、のどの違和感などは、多くの患者様が一時的に感じる症状です。
多くの場合は自然に和らぐため、大きな心配はありません。
- お腹の張り
検査中に空気を入れるため、胃の中にガスがたまり、一時的にお腹が張る感じがすることがあります。
しかし、これは自然に排出されるため、心配することはありません。
- のどの違和感
スコープがのどを通過する際、のどの壁に当たることで違和感を感じることがありますが、通常は2〜3日以内に治ります。
- 青い便
ポリープ検査で使用された色素が原因で、便が一時的に青くなることがあります。
数日の間に体内から排出されるため、特に問題はありません。
- 鼻の違和感や鼻水
鼻への刺激で鼻水や軽い違和感を覚えることがあります。
数時間内に軽減することが多く、心配はない症状です。
すぐに連絡が必要な症状
心配のない違和感がある一方で、早めに病院へ相談して、場合によっては処置を受ける必要がある不調も存在します。
- 黒い便が出る
検査後しばらく経って黒い便が出る場合、血液が含まれている可能性があるため早急に医師に連絡する必要があります。
- 血や黒い物を吐く
出血の兆候がある場合、すぐに検査を受けた病院に連絡をしてください。
- 激しい腹痛や不快感
激しい腹痛や不快感が続く場合も、すぐに医師に相談するようにしましょう。
- めまいやふらつき
鎮静剤の効果が切れてもめまいやふらつきが治らない場合、出血が原因である可能性があるため、異常を感じた場合は直ちに医師に連絡を取りましょう。
飲食について
胃カメラ検査後の飲食については、麻酔の影響や検査の種類によって異なります。
飲食に関する注意点を以下で詳しく解説します。
経鼻内視鏡を受けた方の飲食について
経鼻内視鏡を受けた場合、鼻に麻酔が使われるため、検査後はすぐに飲食をすることができます。
経口内視鏡を受けた方の飲食について
経口内視鏡を受けた場合、検査後1〜2時間は飲食を控える必要があります。
麻酔の影響で、食べ物や飲み物が食道に正しく流れず、気管に入る可能性があるからです。特に熱い飲み物や食べ物は避け、冷たいものを少量ずつ摂取するように心がけましょう。
鎮静剤を使用された方への注意点
鎮静剤を使用した場合、検査当日は運転や危険な作業を避ける必要があります。
鎮静剤の効果が切れるまでは、重要な決定や危険な作業を避け、十分な休息を取ることが重要です。
運転や危険な作業を避ける
鎮静剤の影響が完全に切れるまで、自動車やバイクの運転は控えましょう。
また、機械を扱う作業や、高所作業などの危険を伴う作業も避けるべきです。
通常、鎮静剤の影響は数時間で切れますが、個人差がありますので、自分の体調に合わせて行動を控えめにしましょう。
組織採取をされた方の注意点
組織を採取した場合は、食事や生活においていくつかの注意が必要です。
特に胃に負担をかけないよう、消化の良い食事を摂ることが重要です。
食事について
組織採取を行った場合、胃に刺激を与えないよう、消化に優しい食事を選びましょう。
特に、アルコールや脂っこい食べ物は胃の負担を増加させ、出血を引き起こす可能性があります。